池袋デートした女に振られた話
みんな知ってるか?フラグは現実では機能しないんだぜ。
あいつらバキバキ折ってくるもん、武道家だよあいつら、ステータスが速さ、力が高めに伸びるタイプのやつだよ(関係ないゲームのネタすいません)
そして最初にオチがわかってるなんてつまんねーブラウザバックしよとは言わずに見てくれたらうれしいです。
スペック
私
見た目 無難、堅実
学歴 無難、堅実
性格 無難、堅実
というまさにモブ、ブリーチでいう石田みたいな、遊戯王でいう本田みたいな、作者の都合でいつ作品から登場できなくなっても文句言えないくらいのキャラです、だって本当にそうなんですよ!
相手(以下A)
見た目 この世にあるものすべての頂点
学歴 社会人
性格 控えめに言ってエンジェル
出会いはバイトが一緒だったことでした
担当部署が違うので仕事の後しか接する機会はありませんでしたがあの美しい外見でよく喋るので遊んだら楽しそうくらいしか印象なかったです、後笑った顔がブスなところが逆にかわいかったです。
とはいってもバイトを私が辞めてから数年は接点がありませんでした。
お互いがお互いの人生を生きるそんな感じです。
そして大学生になった僕
やはり無難、堅実に独り暮らしを満喫、好き放題生きて、大学の女の尻ばっか追っかけていたような気がします。Aのことなんて5ミリくらいしか覚えてません、映画であいつも空から見守ってくれてるよ見たいなシーンありますけどそういう”あいつ”のほうが覚えてもらっていたと思います。
大学ではバイトも始めました、廃棄を持って帰れるので始めた職場ですがすごいスタッフ同士の距離が近く、他人とは割り切れないような友情のような何かを感じてしまう職場でした。
バイトの飲み会である日先輩の一人が
「男だけで飲むのもつまんないから女の子に一人づつ電話かけてここに呼んだやつ勝ちにしようぜ」
と言い出しました、そこでは女の子来たら楽しそう!とかノってましたが、よくよく考えたらその時深夜2時半でした、来るわけないです、めんどくさいに決まってます、そもそも電車ないですから。
当然全員なん周かかけましたが電話に断られてしまうのがオチでした。
また僕の番に回ってきたので連絡先あさっていたらAの連絡先が残っていたことに気づきました、懐かしい気持ちもあり、来るわけないよなと思いつつ電話をかけてみました。
当然電話にすら出ません、飲み会は普通に飲みまくって終わってしまいました。
翌日は二日酔いと寝不足で生死をさまよいながら起床し大学の支度をしていました
LINE A
「どしたの~?久しぶりだね!」
ラ イ ン 来 て た
そこからはもう夢中で連絡を取り合いました、互いの近況、バイト仲間はどうなってしまったのかなど、そして核心的な質問をされました。
A「そいえばなにか用事あったんじゃないの??」
正直に飲み会のノリで懐かしくてかけてしまったなんて当時言えずなんて言葉返そうか迷ってしまい
我「会おう」
なんていう一番最悪な返信をしてしまいました、その時のやってしまった感の気持ちから、壁を殴ってしまい手を痛めたのはいい思い出になっています。
でも事実は小説より奇なりなんて言う言葉があるんですね。
意外とすんなりいいよぉなんて来てしまいました。
そこからは早かったです、私はちょっと高めの居酒屋予約し、そこで会うことにしました。
待ち合わせは少し大きい駅の改札、LINEで少し遅れるとのことですが、待ち時間が1時間から1時間10分になっただけなので大して変わりませんでした、気合入って早めについてしまったんですね。
ミスったことはもう一つありましたカップル座席で予約してしまったので
「カップル座席の○○さん~」なんて呼ばれ方するんですね
二人の空間がちょっと気まずくなってしまいました。
イケてない男あるあるだと思うんですけど、私は少し話しただけで勘違いしちゃったんですね、この子を俺の女にしたいなんてね。
酔っちゃったなんてほっぺ赤くして言うんですけど、かわいくて前を見れないのでやめてもらえませんかねぇ。
なんやかんやでそのあともう一軒はしごして帰ることになりました、よくこのまま時を止めたいなんて恋愛ソングの歌詞に書かれてますけど、普段さんざん馬鹿にしてたその気持ちが少しわかってしまいました。
でね最後に言っちゃったんです。
私「じゃあ次池袋行こうよ!」
あの時だけはわしイケメンなのでは?なんて勘違いをしてしまいました。
てことで次は池袋ルミネデート(一方的にデート認定)になりました。
Aが財布を見たいということで行くことになりました。
帰ってからお礼のラインを送りました、ラインでは隅田川の花見がきれいなんだなんて話してました、来年そこに行こうなんて勝手デートプラン決めていたのは内緒の話だ!
でもフラれたんですね。
しかし悲しい気持ちになるかと思いきや、あのころのような幸せな気持ちで文章を書けてるのはいい思い出として消化できてるからなんでしょうかね。
今度の待ち合わせは池袋のルミネと逆の改札前になりました。
その時俺にしては珍しく、服にアイロンをかけ、俺のじいちゃんからもらったブーツに力もらえますようになんて意味も込めて履いていき気合ばっちりで行きました。
前回みたいに1時間早く着くなんてことにはならず、時間5分くらい前につきました。
Aは30分遅れるとのことなので、毎度のことになりつつありますが、今からこのカップルみたいに横に並んで歩くのかぁなんて考えながらパズドラして待ってました。
Aと合流しいざデートへ、通りがかりの美容系のお店にまず入ることにしました。
そこの店員さんからはカップルと勘違いされてしまい
「彼女さんのこと好きなんですね~」
なんて言われてしまいましたが私は嘘はつきたくなかったので
「そうなんですよ~今後うまくいくといいんですけどね」
なんてやばい発言をしてしまいました(横にもちろんAはいます)。
なんやかんやでそこの店員さんとは意気投合し三人で少し話してしまいました(主に私かも)
そのあとAの財布見たり、俺の服みてもらったり、ご飯食べたり、タピオカ一緒に買って飲んだり、書くこと多すぎますねぇ
んでねその日Aの誕生日が近かったんですね。
もちろん本人からも言及がありました。
A「もうすぐ誕生日なんだ~」
私「へぇそうなんだ!おめでとう!」
A「もしかして何かくれたり!?」
私「うまい棒くらいならあげるよwwwwwwww(オタク特有のきもい笑い方)」
なんて会話もしましたが帰り際にlushの入浴剤など店員さんとあらかじめ相談して選んでおいたのをプレゼントしました、あくまで友達の関係だったので2000円くらいの軽くもらえる金額にしておきました。
ちょっとツンデレっぽいところがポイント高いんじゃないでしょうか。
(かがみんは俺の嫁)
そして書くには濃密すぎる一日はもう終ろうとしている池袋改札前
なぜなら僕は地元を出て一人暮らしをしているので池袋で逆方面の電車なんですね。
僕はその時言ってしまいました
「今日楽しかったか?」「また誘ってもいいか」と
あんだけやばい発言とかしておきながら、来てくれるわけないよなとか思ってたんです、告白どころじゃなかったです。
でもやっぱり実成なんですね(事実は小説より奇なりの略)
A「いいよ!どこかいきたいところあるの?海とか??」
私「夏だし花火行ってみたいなって」
A「いいよ!」
やっぱりとんでもない方向に進んでいくんですね、本当に現実はわかりません。
A[でも来月忙しいんだよね」
聞くと家族と旅行に行ったりするみたいで本当に忙しいみたいでした。
なので都合つくときに連絡してもらえることになりました。
やっぱり現実はわかりません。
ここだけは少し思い出すのも辛いですね。
やはり皆さんの想像通り連絡は来ませんでした
一度送ってみたものの既読もつかない形になってしまい、音信不通です。
でも私Aに本当に感謝しているんですね
俺生きてて本当の意味で恋愛したことなかったんです、気持ちもないのに惰性で付き合ったり、好きでもない女勘違いさせたり。
こんないい女いるんだぜと教えてくれたA、あの楽しかった時間を共有したAなら殺されても後悔はないとすら思えていました(自殺願望はないぞ)
だからこれはいい話にしたかったんですね、残念な一人のモテない男の話です。
一つだけ残っていることは
思いだけは伝えてフラれたかったということです。
あわよくばこの投稿がAの目に届いて気持ちだけでも伝わるといいなと思います。